おおよそ百年前の大正時代、鳥取の浜辺の村にわずか七歳半の命を生きた少女がいました。少女の名前は、田中千鳥(タナカ チドリ)。5歳から7歳まで彼女が紡いだ詩文は八十編あまり。そのなかから20編を抜粋し、絵本にしました。絵はイラストレーターのアジコさん作。
千鳥が五歳で書いた初めての詩は
「キノハノ ヲチタ カキノキニ オツキサマガ ナリマシタ」
七歳半の絶筆は
「ばんかたの空に ぽつぽと き江てゆく きしやのけむり」
A5判、50ページの小冊子。1000円+税で販売中です。
千鳥ショップからオンラインでご購入可能です。
アジコ:デザイナー / イラストレーター
淡路島うまれ、山陰育ち。朝の目覚めのコーヒーと、一日の終わりに飲むコーヒーが好き。http://hoccorin.com