藤田嗣治=レオナール・フジタは、明治に生まれ、大正の初めパリに渡った画家でした。田中千鳥が生まれた1917年にはパリの町はずれモンパルナスで暮らしていました。

1917 パリの藤田嗣治
藤田は生涯にわたり沢山の少女を描きました。

1918 「二人の子供と鳥籠」
後年『乳白色の肌』と呼ばれるようになるわずかに黄色味を帯びた独自の肌合いがみてとれます。人形を抱く少女、花を持つ少女、猫を抱く少女、‥‥得意な画題を何度も繰り返し手がけています。

1923「人形を抱く少女」

1950-51頃「人形をもつ少女」

1953「猫と二人の少女」

1957「公園の少女と猫」

1963「果実と少女」