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千鳥の世界

大正発 令和行 シリーズ 食

新シリーズを始めます。きっかけはこんな言葉との出会いです。

時代はくだって、数えきれぬほどの利便の増加を見たが、利便さゆえに人間が賢明になったという証拠はどこにも発見できない。

いささかならず古風な文章ですが、関川夏央さんが1991年10月『坊ちゃん』の時代 第三部「かの蒼空に」について書いた言葉です。

千鳥の生きた大正時代から昭和・平成・令和へ、時代は変わりました。何もかもが変わってしまった気もしますが、一方で、何も変わっちゃいないんじゃないかとも思えます。

近代百年の進歩と退化、変わってしまったアレコレを俎上に載せて、来し方行く末を見てみようというのが、このシリーズです。何とも大げさな大風呂敷ですが、いえなに、身の回りの些細なアレコレを気ままに語っていくだけの暇つぶしの戯言です。マクロならぬミクロの瑣事・些末の走り書き、つまみ食い。気楽にお付き合い願います。思えば今書いた「俎上」=まな板 という言葉だって、どこまで通じることか‥もはや死語かもしれません。

昔のまな板は「下駄を履いている」のがフツー?

まな板の無い家庭も増えつつあるようですし、あっても使い捨てのまな板シートが関の山、いっそ場所もとらず全然衛生的で重宝という次第でしょうか。

昭和世代には懐かしい氷の冷蔵庫。上段に氷を入れた二段式でした。初めて作られたのは1908年(M41)だとネットにありました。さすれば、素封家だった千鳥の生家の台所にもあったことでしょう。

一汁一菜が基本?

朝夕の食材も地元・近隣のものばかり。地産地消なんて言葉もありませんでした。鶏だって庭で放し飼い。工場でのブロイラー生産が日本で始まったのは第二次世界大戦後のことです。(始めたのは、大阪くいだおれの創業者山田六郎さん、とこれもまたネットで仕入れた受け売り情報です。)

大正時代の料理本

貧しくて豊かだった時代と豊かで貧しい時代、正直 どちらがどちらとも、どちらが幸せだとも、にわかには判断つきかねますが‥‥。

不易流行:「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」はてさて、近代の総決算「回れ 右!」シリーズ どこまで行けることやら。次回は「住」です。

kobeyama田中千鳥第一使徒

投稿者プロフィール

田中千鳥第一使徒

同人誌 ZINE ‥‥

大正発 令和行 シリーズ 住

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