千鳥の意匠は和風・和柄だけではありません。西洋・洋装にも「千鳥柄」があることはファッション好きのオシャレさんならよくご存知のことでしょう。そう こんな柄です。千鳥格子。
確かに、千鳥が群れを成して連なり飛んでいる姿に見えます。ただ、この柄、ウイキペディアに拠ると、英語では、“houndstooth”、“hounds tooth check”、“hound’s tooth”、“dogstooth”、“dogtooth”、“dog’s tooth”、“puppytooth”などと呼ばれているようです。つまりは、「犬の歯(猟犬の牙)」ということでしょうか。また、フランス語では、“pied-de-poule”「鶏の足」文字通り、ところ変われば‥‥の好例ですが、身びいき承知で言うなら、泰西ならず、千鳥に見立てた極東・日本に「座布団一枚」進呈したいところです。では最後に質問、この千鳥柄は何?
答えは、銀座田屋のネクタイでした。
どこか「天翔ける千鳥の群れ」に見えてきませんか?