食品の世界にも、千鳥は様々に登場します。
まずは和菓子。なかでも西日本で良く知られるのは「千鳥饅頭」でしょうか。総本舗(中興の祖:原田つゆの次男)総本家(長男 民事再生法で清算)宗家(三男 兵庫・大阪)本家(四男)いくつもの のれん分け企業・複数の千鳥屋が様々な「千鳥饅頭」を作っています。これは総本舗の「慶弔用特大饅頭」
白玉粉、餅粉(求肥)、小豆餡、卵白、和三盆、らくがん、‥‥材料も様々なら、生菓子から半生・干菓子まで日保ち保存性も様々です。抜き型も焼き鏝も種々。
次は左党、お酒。東は岩手県釜石市から奄美大島まで、清酒から焼酎まで、全国各地に親しまれるお酒が多数あります。純米大吟醸浜千鳥、磯千鳥、千鳥正宗、黒糖焼酎千鳥乃詩、etc.etc.
醸造部門からもう一つ。京都三条の村山酢造の千鳥酢。
元禄時代に盛んになった京の友禅染め、その色止めに使われることで急増した京都の酢屋にあって、享保年間創業当時より食酢一筋にやってきた米酢の老舗です。
その昔、加茂川は友禅染めの染料で赤く染まっていたことからか、明治30年代には赤色のラベルが使われていたようです。時代は変わる?!
そう云えば、数年前には化粧品みたいにオシャレな卓上酢もリリースしています。
(毎度のことですが、今回も とっ散らかって取り留めなく‥ ご海容 願います)