Loading

千鳥の世界

小さいということ

千鳥の詩はどれも小さい詩ばかりです。短いものは四行、長いものでも九行です。けれど、その小ささが不思議と人の心を捉えるのです。むしろ小さいからこそ心に残り、心のなかにいつまでも生き続けていくのかもしれません。目の前の小さな世界に注がれる小さな眼差し。人は大きなものに惹かれがちです。一 十 百 千 ‥万‥億‥兆‥京‥垓 ‥巨大数が果てしなく拡がる一方で、一 分(=1/10) 厘(=1/100) 毛=1/1000) 糸(=1/10000) ‥忽‥微‥繊‥沙‥塵‥埃‥渺‥漠‥模糊‥逡巡‥須臾(1/100000000000000)と小さい数も細かくどこまでも続きます。【アイキャッチ画像には参考に国際単位系を挙げています。】

小さいということの強み。千鳥の詩が時代の波の届かないところで静かにひっそりと輝き続ける秘密は、こんなところにもありそうです。

kobeyama田中千鳥第一使徒

投稿者プロフィール

田中千鳥第一使徒

物心

新酒と古酒

関連記事

  1. 一本の鉛筆から

    2020.07.19
  2. だれの目にも

    2019.05.26
  3. 千鳥と露姫 その参(追記)

    2020.12.06
  4. 静謐なるマグマ

    2023.04.02
  5. 背反有理 見えないものが見えて

    2021.09.26
  6. 「オテラノカネ」

    2019.08.11
PAGE TOP