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千鳥の世界

千鳥の香

千鳥の詩文にはどれも良い香りが漂います。ときにはひんやりと、ときには湿り気を帯びた空気の中を、煙るようにほのぼのとした匂いが立ち籠めます。そこはかとなく幽かなことが特徴です。濃くも強くもありません。押し付けなさ・奥床しさが身上です。そんな中にあって、ほとんど唯一、直接に「にほひ」を書いたのが、数え八歳の二月(1924年2月)の「ちんちやうげ(沈丁花)」です。

三りんさいた / ちんちやうげ / にほひはよくて / かわいい花で / いつも春になりがけに / よいにほひして さいてくる

「香」に似た字に「馨」があります。

こちらは、「香」に 「殸(声+殳):澄み切った声」が加わり、「良い香り」が「遠くまで漂い広がる」という意味の言葉です。ここから「名声や評判が世に伝わり拡がる」となり、「寧馨児(ねいけいじ)」という言葉も生まれました。【広辞苑第三版には「寧馨児(ねいけいじ):幼少からすぐれているひと。神童。麒麟児。」と出ています。】

千鳥第一使徒としては、千鳥もまた世の「寧馨児(ねいけいじ)」に連なり、広く知られることを願うばかりです。

kobeyama田中千鳥第一使徒

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田中千鳥第一使徒

千鳥の海(波)

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